Saturday, January 30, 2010

Define Good - 9 Logos + 1






良いロゴってどういうものか、ポール・ランドは「何をやってるか説明してなくても、連想させるべきだ。」というような事が本に書いてあった様な記憶があって、それがロゴをデザインする時に心がけてる事の一つです。他にも色々とデザインのルールっていうか、習慣みたいののあるんですけど、例えば看板くらい大きくしても名刺に入れるくらい小さくしても読めるようにするとか、Faxにしてもきれいとか、もちろんオリジナリティとかとか。(最近はそういうのを気にしないロゴもたくさんありますけど。)さらに、いくつかの形の積み重ねに意味が加わる事によって1+1の答えが3にも変わって来るという事があります。そんな事を踏まえて、見た目、コロンブスの卵っぷり、自分でやりたかった感でいくつかGoodロゴを選んでみました。(ノビ)


Top Row:

万年筆のペン先がスプーンになってるフード記者組合のマーク。説明しなくてもこのロゴ見ただけで何をやるか分かる。

Guild Food Writers by 300million


宝石のデビアス。イニシャルのDの中にBが入りつつ、さりげなくキラリ光る。高級感を保ちつつ自然で無理がない。

De Beers by The Partners


レンチの中に家が入って、家ごと直しますよっていうのが伝わって来るメンテナンス会社。

Martin Newcombe by Buddy Creative



Middle Row:

ロゴではないですけど、同じ形を逆さまにしてくっつけただけで「72」にする職人芸。

72 by Herb Lubalin


同じく、同じ形を逆さまにしてくっつけただけでだけど非常に巧い。

NEW MAN by Raymond Loewy in 1969


ひっくり返しても逆さまにしてもこれはこれで何ものでも無いっていうとこがすごい。ギリシャ神話のサンダルに羽がついた神様だったような。これよりシンプルなものは日の丸くらいでしょうか?

Nike by Carolyn Davidson



Bottom Row:

NYではここのケーブル会社にお世話になてってる人が多いと思うんですけど、第一印象は「うねうねした何か」だったんですけど、話を聞いたら目と耳だった。メディア会社で『聞く』と『見る』がマークっていうのはナイス。

The Time Warner by Chermayeff & Geismar


まだ刀を持って歩いている人がいた明治にこんなロゴがすでにあったという事がすごい。何百年経っても色褪せてないし、たぶんこれからも。

Mitsubishi Motors by Yataro Iwasaki in 1870


39ストリートと7アベニューのとこにでっかい針がささったこのロゴがおいてありますが、ファッションでボタンっていうとこまでは安直かなと思うんですけど、ボタンホールがひとつだけ小さくて『F』になってるっていうとこがさりげなくてナイス。

New York Garment District by Pentagram



そして最後に自分がデザインしたものですけど、HarlemRBIという非営利団体はNYのハーレムに野球場を管理しつつ小学校をしていて、その場を利用して子供たちに野球を通してチームワークとか勉強も教えてくれるという団体です。ホームベースの中に球場の内野部分を入れる事で、全体が鉛筆になっているという『野球+野球=勉強』マークです。

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