Wednesday, February 17, 2010

Define Good - Studio Culture: The Secret Life of a Graphic Design Studio



Macとかコンピューターが誰でも手軽に手に入る様になって、Adobe/CSとちょっとフォントが揃えば誰でもグラフィックデザインができるようになりました。そのおかげで自分でデザインスタジオを開こうと思ったら、極端な話ラップトップ一つさえあれば、自分の音楽コレクションや映像まで持ち歩けるし、ポートフォリオもPDFでなんとかなったりする時代です。

同じ事は写真にも言えるんですけど、カメラは誰でももっているし、携帯にもカメラはついていて日本全員カメラマンか?というくらいです。でも、プロの写真家という職業がある訳で、やっぱりプロはプロじゃないとできない事ってあると思うんです。

で、この本。世界で活躍する28のデザインスタジオの成り立ちと苦労話とかがインタビューと作品を踏まえて編集されてます。雑誌とかではよく作品の事とかデザイナーの経歴なんかをインタビューされるんですけど、この本の面白いのはデザイナーがどう会社として動いているかが紹介されている、言うならばデザイン事務所の『How to』本。

デザインはできるけど、いろんな不安や心配を抱えて会社をやるには至らない人はたくさん居ると思う。でも、みんなが同じ様な悩みを抱えて会社をやってるんだと思えばちょっと不安が減るような。どうやって仕事を取って来るのか?とか核心をついた質問から、事務所の台所をきれいにしましょうみたいな事まで非常に為になる、デザイナーの為のデザイナーによる本。

気に入ったのは1963年のTotal Designの会議中写真。みんなシャケット、ネクタイ、革靴で当時のデザイナーのスタイルがGood。(ノビ)

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