


NYはとてもPet-Friendly Environmentだと思います。私もチワワを飼っていますが、彼がきっかけで全く知らない方とお話ししたり、よく行くブティックも、私の犬で私を認識している気配。お客さんが連れてくるワンちゃんの為のビスケットを用意してあるお店も多いし、バーニーズ・ニューヨークに至っては、ワンちゃんをペット用のバッグなどに入れず、そのまま歩かせても大丈夫。犬好きの店員さんたちが多いからか、とてもウェルカムな態度で接してくれます。
良いロゴってどういうものか、ポール・ランドは「何をやってるか説明してなくても、連想させるべきだ。」というような事が本に書いてあった様な記憶があって、それがロゴをデザインする時に心がけてる事の一つです。他にも色々とデザインのルールっていうか、習慣みたいののあるんですけど、例えば看板くらい大きくしても名刺に入れるくらい小さくしても読めるようにするとか、Faxにしてもきれいとか、もちろんオリジナリティとかとか。(最近はそういうのを気にしないロゴもたくさんありますけど。)さらに、いくつかの形の積み重ねに意味が加わる事によって1+1の答えが3にも変わって来るという事があります。そんな事を踏まえて、見た目、コロンブスの卵っぷり、自分でやりたかった感でいくつかGoodロゴを選んでみました。(ノビ)
Top Row:
万年筆のペン先がスプーンになってるフード記者組合のマーク。説明しなくてもこのロゴ見ただけで何をやるか分かる。
Guild Food Writers by 300million
宝石のデビアス。イニシャルのDの中にBが入りつつ、さりげなくキラリ光る。高級感を保ちつつ自然で無理がない。
De Beers by The Partners
レンチの中に家が入って、家ごと直しますよっていうのが伝わって来るメンテナンス会社。
Martin Newcombe by Buddy Creative
Middle Row:
ロゴではないですけど、同じ形を逆さまにしてくっつけただけで「72」にする職人芸。
72 by Herb Lubalin
同じく、同じ形を逆さまにしてくっつけただけでだけど非常に巧い。
NEW MAN by Raymond Loewy in 1969
ひっくり返しても逆さまにしてもこれはこれで何ものでも無いっていうとこがすごい。ギリシャ神話のサンダルに羽がついた神様だったような。これよりシンプルなものは日の丸くらいでしょうか?
Nike by Carolyn Davidson
Bottom Row:
NYではここのケーブル会社にお世話になてってる人が多いと思うんですけど、第一印象は「うねうねした何か」だったんですけど、話を聞いたら目と耳だった。メディア会社で『聞く』と『見る』がマークっていうのはナイス。
The Time Warner by Chermayeff & Geismar
まだ刀を持って歩いている人がいた明治にこんなロゴがすでにあったという事がすごい。何百年経っても色褪せてないし、たぶんこれからも。
Mitsubishi Motors by Yataro Iwasaki in 1870
39ストリートと7アベニューのとこにでっかい針がささったこのロゴがおいてありますが、ファッションでボタンっていうとこまでは安直かなと思うんですけど、ボタンホールがひとつだけ小さくて『F』になってるっていうとこがさりげなくてナイス。
New York Garment District by Pentagram
そして最後に自分がデザインしたものですけど、HarlemRBIという非営利団体はNYのハーレムに野球場を管理しつつ小学校をしていて、その場を利用して子供たちに野球を通してチームワークとか勉強も教えてくれるという団体です。ホームベースの中に球場の内野部分を入れる事で、全体が鉛筆になっているという『野球+野球=勉強』マークです。
金子眼鏡のメガネを初めて買ったのは確か15年くらい前、当時丁度Towa Teiがエッジの立ったメガネをジャケにしたアルバムを出して衝撃を受けた事もあって、なんとなく入ったメガネ屋さんが置いていたものに一目惚れして買ったものでした。SPIVVYのメガネで、今でも掛けてますけど、一見普通なのにエッジが効いてるいるとこがひと味違うデザイン。それからいくつかSPIVVYのメガネをかけてるんですけど、時代の流れとメガネの流行も移り変わりつつ、最近のクラッシック指向でなんとなく買ったRayban WAYFARERもしっくり来ないなと思っていたとこでした。立ち寄ると買ったしまうので避けていたFacial Index New Yorkに久しぶりに行ったら、やっぱり気になるメガネを発見。佐々木與市さんという職人さんが作っている「與市」というブランドもので、すでに持っているSPIVVYもこの方のものだったので、試しに掛けても違和感ゼロ。これはクラシックなウェリントンではあるものの、メガネ磨きでは右にでる人が居ないという職人さんの技でエッジがシャープに仕上げられていて、さりげなく個性があるのが特徴。
なぜか備長炭が練り込まれているところは職人魂を満たす為にあえて難しい素材にチャレンジしてるかなと勝手に想像したり。長年磨き上げた自分の技を伝統的スタイルに落とし込むだけで個性が出るっていうのは理想的にGood。
プロダクトデザインや車のデザインになんとなく流線型よりもエッジがある物の方が好きだと最近気づいたりした。(ノビ)
NYのレストランでで美味しいものを頂けるか、どうか? これは、そこに来ているお客様を見ると結構分かるのです。それは、”年齢層が高い”コトです。これは、世界共通だと思うのですが、NYっぽい表現方法でいうと、マイケル・ブルームバーグな感じ(60代以上)の方が集っているお店ならば、ある程度の味は保証されると私は思います。人生の酸いも甘いも噛み分けたおじさま&おばさま方なら、美味しいものへの理解があって当然ですよね。
NYのカリスマフレンチシェフ・ダニエル・ブールー(DANIEL BOULUD)が経営するレストランの一つで、THE SURREYと いうホテルの1階に隣接しているCAFE BOULUDに訪れる機会がありました。場所柄もあると思いますが、お店に入ると年齢層高めのお客さま層。非常に期待が高まります!そして、こちらはメ ニューの構成もとっても個性的。クラシックなフレンチ、季節感のあるフレンチ、そして野菜を使ったフレンチにアジア風なフュージョンディッシュ。この4つ のカテゴリーにそれぞれアペタイザーとメインディッシュが用意されており、その他に本日のおすすめがあります。
こ の日に頂いたのは、温かいフォワグラのソテー、ビーツのミルフィーユ仕立て Dry Aged Beef Duo(ポワレ風のステーキと煮込み風の2種)そしてリゾットなどですが、非常に心に残ったのは温かいフォワグラです。それ自体もおいしいフォワグラなの ですが、一緒に頂いた甘口白ワインのソーテルヌとのペアリングは素晴しく、思わず、笑みがもれてしまいました。全体的に、どのお料理も軽めでモダン、そし て、サービスも悪くありません。”たまに行くならこんな店”、そんな言葉にぴったりのレストランです。
Café Boulud
at THE SURREY
20 East 76th Street,
New York, NY 10021
Btwn Madison & 5th Ave
(212) 772-2600
www.danielnyc.com
Directions
地下鉄No.6 77th St下車
Hours
Lunch Tue-Fri: 12pm-2:30pm
Dinner Sun-Thu: 5:45pm-10pm
Fri: 5:45pm-11pm
Sat: 5:30pm-11pm
Brunch Sat-Sun: 11:30am-2:30pm
グラフィックデザイナー、ポール・ランドは「Don't try to be original. Just try to be good.」と言ったそうです。デザイナーは物を作るに時にアーティストとして個性を主張し過ぎたり、自己満足で作品を作っていたらちょっと違うんじゃないかと思ったり。じゃ、Goodってなんだって事になるんですけど。「良さ」って人によって感覚が違うと思うし、それは自分のさじ加減で決めれば良い事なのかなと。
なんとなくスポーツの時でもガンガンできる腕時計が欲しくなっていて、G-Shockじゃゴテゴテしてるし、シンプルな時計がないかと思っていたところでNYのバーニーズでエレメンタム・アクアに一目惚れ、文字盤の文字が白でがんばり過ぎて無いとこが好感が持てるし、この多分カスタムフォントだと思うんだけ、Avenirをベースにした風なサンセリフが北欧っぽくてナイス。機能的にはスマートすぎて逆に普段は時間と日付を見る事意外に使えないし、シンプルすぎる設定機能のせいで中途半端な時間に「ピピ」って鳴る理由がまだ分からない。。。でも、腕時計は時間が分かればいいんです。表にあるネジもオーディマのロイヤルオークを連想させるし全体的に全黒なデザインがいい感じ。
逆に文字盤の文字がいまいち気に入らないので「欲しい」に至らないのはSEIKO。使われている日付のフォント、サンセリフとセリフの中間でいて、潰れた感じで非常に残念。時計としては良いと思うのもあるんですけど。残念と言えば、ダイバーズによくあるの文字も四角っぽいと残念に思う。最近のRolexのとかブランパン・ファゾムズとかIWC・インジュニアとか。これさえ違えば。。。逆にIWC•ポルトギーゼクロノとかパネライの文字はgood。
(ノビ)