Tuesday, March 12, 2013

Scope 2013






ここ数年、そんなに目新しいものを発見出来ないのと、すでに値段が高いアートばかりになっているArmory(Art Fair)にちょっと飽きてしまい、今年はあまり期待せずにScopeへ。ところが、嬉しい裏切りで、久々の楽しいアートシーンにふれる機会になりました。なにがそんなに楽しいかといえば、現実的に買える価格帯のアートが多いことに加え、そのクオリティーもかなりよろしいっていうところ。作品に対して値段が安いと感じられるものには、すでにシールが(=売れてる)貼られているものが大多数で、初日にくれば良かったとちょっぴり後悔しました。

帰りの道すがら、あなたが選ぶ今年の最優秀作品は?という話題になり、ノビは水面風プレキシ(写真上から2枚目右)、わたしは女の子のポーセリン・スカルプチャー(写真上から3枚目左)を僭越ながらピックさせて頂きました。現実的に買うというチョイスなら(というか、買える値段?)、私はJessica Hess(写真上から4枚目)のゲトーなさびしいストリートの油絵もあり、かと。そして、購入するとかしないの次元でなくENDASH的に一番盛り上がった作品は、Santissimiのシリコンのスカルプチャー/人形のレジン固め(写真上から5枚目)。これはもう我が家に陳列するのは甚だNGなのですが、とにかく目が離せない、ずっ〜と見ていても飽きない作品な訳です。詳細は見えないけれど、おじさんのフロスト加工、いいですね〜

ちなみに私の選んだ最優秀作品、女の子のポーセリンを作っているのはデンマークのアーティストMaria Rubinke。彼女の作品にとても感動した私。美しいのにグロテスクかつドライなのがとてもツボでして、是非、購入したいと思う作品もあるのですが、ノビ曰く、教育上、子供にみせられないのでは?しかも怖すぎる!とあえなく却下されました。家に戻り、彼女の作品をずっとずっと見ていたからでしょうか、その夜は激しい頭痛にうなされて眠れない一晩を過ごしたのでした、、、