Wednesday, February 24, 2010

NY's Chic bookstore Click Bookstore & Gallery

NYには素敵な本屋さんが結構ありますが、今日ご紹介するClic Bookstore & Galleryも素敵な本屋さん & ギャラリーです。置いている本もなかなか興味深いのですが、ギャラリーを兼ねている店内では、歴史的パパラッツィ・RON GALELLAによって撮られたアンディー・ウォーホルの写真展、 ”THAT'S GREAT! BY RON GALELLA" というエキシビションが開催されています。アンディー・ウォーホルがお好きな方には、とても興味深いエキシビションかもしれません。


その他、Henry HorensteinというフォトグラファーのAnimaliaというシリーズが一部売られているのですが、は虫類やクラゲがとてもドラマティック。そのシリーズの中でも、シリケンイモリ(Gold Dust Newt)の指が絶妙なフォトが個人的にすごく気に入りました。是非買いたい!とは思いましたものの、お値段高めの4000ドル。幻想的なクラゲのフォトも雰囲気があって素敵です。


そして、最後に。MARTIN SCHOELLERの”FEMALE BODYBUILDERS”という本が販売されていたのですが、女性の限界を見るような、相当にショッキングなイメージのオンパレードで言葉を無くします。身体の筋肉を鍛えると、顔の筋肉も同時に鍛えられてしまうのでしょうか? ボディービルダーの女性たちの顔立ちが、人種を越えて、さらに性別も越えて、あまりに似ているのでびっくりします。怖いものみたさを非常に刺激された一日でした、、、

イメージは、2段目photoshelter.com、3段目visualstreak.comより拝借

Clic Bookstore & Gallery
189 Lafayette Street
New York, NY 10013
(212) 966-1161
Hour Tue - Sun 12-7


Monday, February 22, 2010

Define Good - 9 Fashion Photographers of 00s +1

最近プロとアマチュアの境目がなくなってきているという話の例えでフォトグラファーの事を書いたので、ついでにちょっとファッションフォトについて。シャッターを押したら目の前の物が何かしら写る機械のカメラですけど、そのシンプルな作業なのに人によって写る物がまったく違うのもカメラ。ちょうど2010年になったので過去10年振り返って、活躍した好きなフォトグラファーを上げてみようと思います。イメージはGoogle Imageで出て来たページをそのまま載せときます。(ノビ)


Steven Meisel : スティーブン・マイゼル
00年代前半の勢いはすごかった。いろんなスタイルに挑戦しつつ自分のスタイルを持たず、それで全部巧いっていうのは他にないと思う。


Inez Van Lamsweerde & Vinoodh Matadin : イネス・ヴァン・ラムスエード & ヴィノード・マタディン
ファッションフォトをこれまでと別次元に押し上げたと言っても良いくらい。狂気の中にエレガンスがにじみ出る。ぶっ飛んでても美しい。シンプルに撮っても普通じゃない。

Craig McDean : クレッグ・マクディーン
ロック!
i-Dの写真を見て、ただ「かっこいい」と思ったこの10年。


Mert Alas & Marcus Piggott : マート・アラス & マーカス・ピゴット
この10年で一番飛躍したのは彼らでしょう。気づいたら不動のトップ。リタッチを表現方法の一部として確立したスタイルで常にアイコニック。


Solve Sundsbo : ソルヴァ・スンツ
ファッションフォトというメディアの枠を限界まで押し広げつつ、新しいイメージを探し続けてる感じがする。真のクリエイター。


Camilla Akrans : カミラ・アクラン
独特の色を持ちつつ、女の人をストレートにすごくきれいに撮る。曇っているのに透き通ってて、こってりなのにあっさり。


Mario Sorrenti : マリオ・ソレンティ
ストレートの男の人から見た女の人の魅力を写す、そういう意味で純粋にファッション。



Mario Testino : マリオ・テスティーノ
優等生。巧い、きれい、写真の色と影が濃くてナイス。


Annie Leibovitz : アニー・リボヴィッツ
ライフスタイル、ポートレイト写真の完成度はずば抜けて巧い。さらっとやっているようで妥協がないんだろうなと思う。


Guido Mocafico : グイド・モカフィコ
物撮りフォトからも。シンプルなライティングと被写体選びとシリーズで見せる写真の感性は非常にナイス。

Friday, February 19, 2010

Japan fashion Week presents Designer Preview in NY 2010






ENDASHがグラフィック関係のアートディレクションをさせて頂いた、”Japan fashion Week/JFW presents Designer Preview in NY”というファッションイベントが、昨日、SOHOにて行われました。6名の日本人デザイナーの服をプレゼンテーションするスタイルだったのですが、写真を撮るのも大変なぐらい大盛況。どのデザイナーさんのお洋服も現実的で素敵なのですが、その中で私が一番気に入ったのが、Naoshi Sawayanagiさん。銀色の近未来風マントは、素材もデザインもエッジーだと思うのですが、全体的には意外にフェミニンな感じがとても印象に残っています。昨日のプレビューの様子を一部、ご紹介させて頂きたいと思います。

イメージは上より、会場風景、Naoshi Sawayanagi、The Dress&Co、Mikio Sakabe、Yu

Wednesday, February 17, 2010

Define Good - Studio Culture: The Secret Life of a Graphic Design Studio



Macとかコンピューターが誰でも手軽に手に入る様になって、Adobe/CSとちょっとフォントが揃えば誰でもグラフィックデザインができるようになりました。そのおかげで自分でデザインスタジオを開こうと思ったら、極端な話ラップトップ一つさえあれば、自分の音楽コレクションや映像まで持ち歩けるし、ポートフォリオもPDFでなんとかなったりする時代です。

同じ事は写真にも言えるんですけど、カメラは誰でももっているし、携帯にもカメラはついていて日本全員カメラマンか?というくらいです。でも、プロの写真家という職業がある訳で、やっぱりプロはプロじゃないとできない事ってあると思うんです。

で、この本。世界で活躍する28のデザインスタジオの成り立ちと苦労話とかがインタビューと作品を踏まえて編集されてます。雑誌とかではよく作品の事とかデザイナーの経歴なんかをインタビューされるんですけど、この本の面白いのはデザイナーがどう会社として動いているかが紹介されている、言うならばデザイン事務所の『How to』本。

デザインはできるけど、いろんな不安や心配を抱えて会社をやるには至らない人はたくさん居ると思う。でも、みんなが同じ様な悩みを抱えて会社をやってるんだと思えばちょっと不安が減るような。どうやって仕事を取って来るのか?とか核心をついた質問から、事務所の台所をきれいにしましょうみたいな事まで非常に為になる、デザイナーの為のデザイナーによる本。

気に入ったのは1963年のTotal Designの会議中写真。みんなシャケット、ネクタイ、革靴で当時のデザイナーのスタイルがGood。(ノビ)

Tuesday, February 16, 2010

Best Burger in NYC Shake Shack & Schnipper's






私はここ数年で味覚が変わり、以前の様にお肉を食べたいと思わないし、どちらかというと美味しいお野菜を頂ける事に幸せを感じるのですが、ハンバーガーだけ、無性に、どうしても食べたくなるなる時があります。そんな時に食べたいのは、言わずとも知れているシェイクシャックのバーガー。こちらのお店はNYのほぼ真ん中、マジソンスクエアパーク(公園)の中で営業しているバーガースタンドです。しかし、お腹が空いている時にこちらに行くのは超危険。確実に待たされますので。私の過去の経験からすると、平均待ち時間は(待ちはじめてから、実際にバーガーを食べるまで)約45分程。夏はかわいいリスを見ながら、本でも読みつつそれなりに待てるものの、最近の様に極寒+マイナス気候(そして雪)になると並んで待つのが非常に辛いところ。

バーガー熱がマックスに達した先日、例のごとくシェイクシャックに行くと、既にそこには人の列。だいだい40分待ちというところでしょうか。シャックバーガー(チーズバーガーにシャックソースというタルタル系のマヨソース)とフレンチフライが私の定番ですが、ココで食べるべきはシャックスタック(Shack Stack)との噂を小耳にはさみ、そのシャックスタックに初挑戦。スタックというだけあって、バーガー自体はさほど大きくないものの、高さが約15センチ程ある見事なビジュアル。特筆すべきは、バーガーに挟まれるポータベローマッシュルームのフライ。このポータベローのフライの中の熱々とろけるチーズクリームと、まわりのサクサクの衣が、”トロ+サク”で噂通りの美味しさ。このポータベローフライとチーズバーガーとの相性はかなり良く、結構大きいと思ったものの、気づけばするっとお腹に消えていました。サイドのフレンチフライも”外側カリッと内側ほっこり”タイプで絶妙です。唯一の困る事と言えば、このおいしいバーガーを頂いているのが極寒の公園のベンチだという事!ヒーターが取り付けられているテーブルもあるのですが、常に取り合いである事、そして、そのヒーターもNYの極寒に打ち勝てるものでも無い事などを考慮すると、冬、こちらのシャックスタンドに行かれる際には、かなりしっかりと防寒をして行かれる事を強くお薦めします。

そして、このシャックスタンドが寒いという方に朗報です。このシャックスタンドに勝るとも劣らないバーガーを最近発見しました!! 結構広いお店なので、待ち時間はほぼ無し(バーガーを作る時間のみ)、あたたかい店内でゆっくりバーガーを頂くには、かなりおすすめの一軒です。そのお店、Schnipper's(シュニッパーズ)は、ポートオーソリティーの前、New York Timesのビルの一階にあります。お店のイメージは、明るくて開放的。シリアスな感じは全く無いものの、お味は非常にまじめ。おすすめは、Schnipper's Classicというチーズバーガーなのですが、こちらにはキャラメリゼしたオニオンにベーコンとアルグラ(ルッコラ)が入っていて、見た目も綺麗。キャラメリゼしたオニオンが素晴らしいアクセントになっており、個人的には、もしかしてシャックバーガーよりも美味しいかも?と思ったほどです。ハンバーガーは、アメリカが世界に誇れる国民食。アメリカで食べるハンバーガーが、どこで食べるよりも美味しいのは当然なのですが、その中でも、いろいろな国の美味しいものが集まって切磋琢磨しているNYのハンバーガーは、アメリカで一番美味しいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか???

イメージは上よりShake Shack, Shack Stack Burger, Schnipper'sのお店を外から、Schnipper's Classic

Shake Shack
Madison Square Park
(23rd Street bet Broadway & Madison Av)
New York, NY 10010
(212) 889-6600
Hours
Daily: 11am-9pm

Schnipper's Quality Kitchen
620 8th Avenue
New York, NY 10018
(212) 921-2400
Hours 
M - TH 11am-9pm
F - SAT 11am-11pm
SUN 11am-8pm

Wednesday, February 10, 2010

Life is unfair! DAMIEN HIRST; END OF AN ERA at GAGOSIAN GALLERY





”Life is unfair!”と友人がGAGOSIANのダミアン・ハーストを鑑賞中につぶやきました。私も本当にそう思いますとも、、、。

昨日、アッパーイーストにあるGAGOSIAN GALLERYで展示中の、"DAMIEN HIRST; END OF AN ERA"を見学してきました。ダミアン・ハーストは、私が今さらここで語らなくても、みなさんご存知のイギリスのコンテンポラリーアーティストですが、その超越的な値段でも話題になる事が多いアーティストです。今回の展示には、お得意の牛の頭のホルマリン漬けもありましたが、それ以上に心に残ったのが、ダイヤモンド等のジュエリーを写真さながらに緻密にまじめに書いたペインティング。このダイヤモンドをはじめとするジュエリーのペインティングは、今回のエキシビションが初めての公開で、一緒に展示されている”Judgement Day”という、約9メートルのキラッキラの金のメタルの棚に人工ダイヤがずらりと並べた作品とのコンビネーションは迫力です。その他、薬を陳列したケースと一緒に展示された薬(ピル)のペインティング、ドッツ、蝶の羽を使ったペインティングなどもありましたが、ダミアン・ハーストは、この展示会で一体、おいくらほど稼ぐのでしょうか、、、? 作品と共に、ダミアンさんの懐具合にも興味が湧くエキシビションでした。

このダミアンハーストのエキシビションは、3月6日まで、マジソンアベニューのガゴーシアンで開催されておりますので、ご興味のある方は、是非、実物をご覧になって頂きたいと思います。

イメージ・下から2点はガゴーシアンのウェブサイトより拝借。

GAGOSIAN GALLERY
MADISON AVENUE
980 MADISON AVENUE
NEW YORK, NY 10075
T. 212.744.2313
F. 212.772.7962
NEWYORK@GAGOSIAN.COM
HOURS: TUE-SAT 10-6